JFEスチール西日本製鉄所(倉敷地区)における軸受鋼の清浄度向上技術

JFE技報 ONLINE ISSN 2185-4327 / PRINT ISSN 1348-0669

No.38 2016年8月 製鋼特集号

JFEスチール西日本製鉄所(倉敷地区)における軸受鋼の清浄度向上技術
Recent Developments to Improve Cleanliness of Bearing Steel in West Japan Works (Kurashiki), JFE Steel

渡邉 佑介 WATANABE Yusuke JFEスチール 西日本製鉄所(倉敷地区) 製鋼部製鋼技術室 主任部員(係長)
鍋島 誠司 NABESHIMA Seiji 水島合金鉄 BN事業推進部 主査・博士(工学)
寺畠 知道 TERABATAKE Tomomichi JFEスチール 東日本製鉄所(千葉地区) 製鋼部製鋼技術室長

要旨

高炭素クロム軸受鋼の疲労寿命向上を目的とした製鋼工程における至近の酸化物系介在物低減技術を紹介する。二次精錬工程において,スラグ起因の介在物を低減するためにLF(取鍋精錬設備)での溶鋼攪拌ガス流量を適正化した。また,連続鋳造工程での溶鋼の汚染を防止するために,取鍋開孔時にタンディッシュ内へ流入する詰砂をタンディッシュ外へ排出する設備を導入した。加えて,詰砂排出実施に伴いタンディッシュへの詰砂中SiO2の混入を低減するため,タンディッシュフラックスの組成を見直し,タンディッシュフラックスの溶融性を向上させ,タンディッシュスラグによる大気のシール性,およびタンディッシュ内で浮上した介在物の吸収性を向上させた。以上の手法を用いて,軸受鋼のスラスト寿命は従来の3.9倍まで向上した。

Abstract

Recent developments to reduce oxide inclusions in steelmaking process to improve fatigue life of high carbon chromium bearing steel are described. In the secondary steelmaking process, flow rate of stirring gas in ladle furnace is optimized to minimize oxide inclusions originating from slag. In the continuous casting process, nozzle sand is discharged to outside the tundish to prevent contamination. With the combination of techniques introduced above, the fatigue life of bearing steel extended to 3.9 times.

本文

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