水生生物を用いたスラグの環境影響評価技術

JFE技報 ONLINE ISSN 2185-4327 / PRINT ISSN 1348-0669

No.37 2016年2月 分析・解析特集号

水生生物を用いたスラグの環境影響評価技術
Ecotoxicological Assessment of Iron- and Steelmaking Slag Using Bioassays

八尾 泰子 YAO Yasuko JFEスチール スチール研究所 環境プロセス研究部 主任研究員(課長)・博士(農学)
井澤 智生 ISAWA Tomoo JFEスチール スラグ事業推進部 主任部員(副部長)・Ph.D.

要旨

鉄鋼スラグの水生環境における利用や輸送においては,従来から評価されている有害重金属の含有量や溶出量に加えて,水生生物を用いたバイオアッセイで水生環境有害性の有無を確認して明示することが,国際条約の改正によって求められている。鉄鋼スラグの抽出液の藻類,甲殻類,魚類への影響を評価した結果,生育や繁殖に有意な影響は認められなかった。この試験結果を国際連合勧告に従って分類することにより,急性水生毒性ならびに慢性水生毒性がないことを証明し,鉄鋼スラグの水生環境への安全性をバイオアッセイによっても明らかにした。

Abstract

Prior to being transported by sea and put to practical use in an aquatic environment, the ecotoxicity of iron- and steelmaking slag was assessed by bioassay in addition to the chemical analysis. The slag leachate assay results on algae, daphnia, and fish revealed no significant influence on the growth or propagation. Thus, acute and chronic toxicity data confirmed that iron- and steelmaking slag was categorized as non-hazardous to aquatic environments under the United Nations classification.

本文

上記資料の閲覧にはAdobe社のAcrobat Reader 5以上が必要です。
Acrobat Reader は下記アイコンをクリックしてダウンロードしてください。
Get Adobe Reader