中性子を用いた鉄鋼材料中の析出物および応力の解析技術

JFE技報 ONLINE ISSN 2185-4327 / PRINT ISSN 1348-0669

No.37 2016年2月 分析・解析特集号

中性子を用いた鉄鋼材料中の析出物および応力の解析技術
Micro Structural Evaluation Technique of Steel Using Neutron Beam

仲道 治郎 HARUO Nakamichi JFEスチール スチール研究所 分析・物性研究部 主任研究員(副部長)・博士(工学)

佐藤  馨 KAORU Sato       JFEスチール スチール研究所 主席研究員・Ph. D.

末吉  仁 HITOSHI Sueyoshi  JFEスチール 知的財産部 主任部員(副課長)

要旨

中性子は材料の透過能が高いために,鉄鋼材料の内部組織や,材料の全体情報などの測定に有効である。また,中性子による測定は,小角散乱による形態解析や回折を用いた応力測定など,非常に広い範囲に適用可能である。このような中性子を用いた組織評価の特徴に注目して,JFEスチールは一般社団法人日本鉄鋼協会の研究会などに参画して,多くの解析を実施している。本報告では,研究会参画で実施した検討内容のうち,(1)小角散乱による析出物評価,(2)溶接部残留応力評価,および,(3)変形による変態過程のその場観察結果について紹介する。

Abstract

Structural analysis using Neutrons is a very unique technique for its strong penetration ability through steels. Numerous evaluation techniques are available at present, and JFE Steel has been adapting the technique through participating in research activities such as in the Iron and Steel Institute of Japan. This paper introduces some results including precipitation evaluation using a small angle scattering, residual strain estimation through diffractions, and in-situ transformation observation by time-of-flight methods of neutron beams diffraction.

本文

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