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JFEスチール株式会社

CO2排出削減技術「Super-SINTER®」が
「平成26年度全国発明表彰 経済産業大臣発明賞」を受賞

当社が開発し、世界で初めて実用化に成功した、焼結鉱製造工程でのCO2排出削減を可能にする炭化水素ガス使用焼結技術「Super-SINTER®(*1)」が、公益社団法人発明協会(会長:庄山悦彦)から、「平成26年度全国発明表彰(*2) 経済産業大臣発明賞」を受賞しました。また当社の林田英治社長が「発明実施功績賞(*3)」を受賞しました。本日、表彰式がホテルオークラ(東京・港区)にて行なわれました。

1.受賞件名

「気体燃料吹き込みによる高強度焼結鉱製造技術の発明」

2.発明者

JFEスチール(株) スチール研究所 製銑研究部 主任研究員(部長) 大山 伸幸
JFEテクノリサーチ(株) ソリューション本部(川崎) 主査(部長) 岩崎 克博
JFEスチール(株) 西日本製鉄所 福山製銑部 コークス工場 工場長 長島 康雄
JFEスチール(株) 西日本製鉄所 福山設備部 第1製銑設備室 室長 竹生 博
一般社団法人 環境共創イニシアチブ 角谷 秀紀

3.発明技術の概要

本技術は、高炉の主原料となる焼結鉱の製造工程において、粉コークスの一部代替として炭化水素ガス(都市ガス)を使用する技術です。炭化水素ガスは粉コークスと燃焼ポイントが異なるため、燃焼最高温度を上昇させることなく最適な焼成反応温度を長時間保持することができ、製鉄プロセスのエネルギー効率を大幅に向上させるものです。
 本技術は、2009年に東日本製鉄所(京浜地区)焼結工場において、世界で初めて商業運転に成功し、現在では当社が国内に有する全焼結機への導入を完了し、安定操業を継続しています。

なお、本技術は、2010年日経地球環境技術賞(大賞)、2011年度岩谷直治記念賞、2011年度日本金属学会・技術開発賞、および2013年日本鉄鋼協会・澤村論文賞を受賞しています。

当社は、今後とも世界最高水準の技術をもって地球環境保護に貢献してまいります。


(*1)Super-SINTER®

SINTER:Secondary-fuel Injection Technology for Energy Reductionの略

(*2)全国発明表彰

公益社団法人発明協会が主催。我が国の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に、多大の功績をあげた発明・創作、あるいは、その優秀性から今後大きな功績をあげることが期待される発明を表彰。

(*3)発明実施功績賞

発明の実施及び奨励に関し、功績のあった者を顕彰。

【写真】ホテルオークラでの表彰式

ホテルオークラでの表彰式
本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株)総務部広報室 Tel 03(3597)3166

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