2013年5月30日
  • JFEスチール株式会社

西日本製鉄所(福山地区)第3製鋼工場における転炉増設について
~最新の溶銑予備処理プロセス導入~

当社はこのたび、西日本製鉄所(福山地区)第3製鋼工場において転炉1基を増設し、転炉を活用した最新の溶銑予備処理プロセスを導入することを決定しました。

溶銑予備処理とは、高炉から出銑された溶銑に含まれる珪(ケイ)素やリンなどの不純物を予め除去(脱珪・脱リン精錬)するプロセスで、副原料の使用量削減や歩留り向上を目的としています。今回導入する最新のプロセスは、副原料の使用量をさらに大幅に削減し、資源の節約とエネルギーの削減に寄与します。一例として、従来のプロセスにおいては、脱珪工程で発生する二酸化珪素がその後の脱リン工程におけるリンの除去効率を低下させるため、それを補うために多量の石灰を添加していましたが、新プロセスでは、脱珪工程で発生する二酸化珪素を一旦排出することによって、脱リン時の反応効率低下を抑止します。

今回増設する設備の概要は以下の通りです。脱珪・脱リン精錬時の制御性を高めるため、センサーなども含めた先端設備を設置します。

(1)設備 ①転炉  330トン/チャージ  1基
②排ガス処理設備
(2)稼動時期 2015年1月末(予定)
(3)投資額 200億円強

当社は従来から、高炉においては低シリコン操業を確立し、また製鋼工程においては、各地区の特色を活かして、転炉型・トピード型など溶銑予備処理技術の開発を進めてきました。その成果として、製鋼工程で使用される石灰使用量は既に優位なレベルにありますが、今後も更なる改善に向けての積極的な技術開発を推進してまいります。今回の転炉増設は、その技術改善の一環として実施するものです。

なお、本件は、経済産業省の平成24年度補正予算における「円高・エネルギー制約対策のための先端設備等投資促進事業」の補助金による助成を受けております。

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株)総務部広報室 TEL 03 (3597) 3166