2011年11月28日
  • JFEスチール株式会社

横浜市ブルーカーボン実証試験事業へのスラグ製品の提供について

当社はこのたび、横浜市ブルーカーボン実証試験事業へ、生物付着基盤として「マリンロック®」「マリンブロック」、また底質改善材として「カルシア改質材」「マリンストーン®」を提供しました。

「ブルーカーボン」とは、森林による二酸化炭素吸収「グリーンカーボン」に対して、海洋生物による二酸化炭素吸収を指すもので、2009年の国連環境計画の報告書において命名され、その重要性が指摘されました。

横浜市はブルーカーボン実証試験事業において、八景島シーパラダイスのセントラルベイに実験海域を確保し、海域における温室効果ガス吸収・固定化の効果と海域環境への影響(海の浄化)等を検証し、さらに、将来的に、ブルーカーボンによる経済的価値の仕組みづくり(カーボンオフセット)を目指すとしています。

鉄鋼スラグ製品は、省エネルギーやCO2排出削減に有効な材料であることに加え、海洋生物の生息環境を整える性質も兼ね備えていることから、ブルーカーボン事業の理念に合致しています。

わが国は世界でも有数の海洋国家であり、海洋での温室ガス削減効果を示すブルーカーボンは、今後、大いに期待されるものです。当社は鉄鋼スラグの活用事業を通じ、地球環境保全に貢献する技術開発に努めてまいります。

参考資料 【各スラグ製品で浅場を造成した場合のイメージ図】
各スラグ製品で浅場を造成した場合のイメージ図

「マリンロック®
鉄鋼スラグから製造される準硬石相当の人工資材。限りある天然石材に代わる資源循環型・環境保全型の土木、海洋工事、港湾・空港工事資材として、あるいは護岸や藻場造成材、被覆石として使用されています。

「マリンブロック」
鉄鋼製造工程で副産物として生じる鉄鋼スラグに二酸化炭素を吹き込み固化したもので、サンゴや貝殻と同じ主成分を有し、海藻やサンゴ着生効果を持つ藻場・サンゴ礁造成用ブロックです。

「マリンストーン®
鉄鋼スラグの粒度等を調整した砂利状のスラグ製品。海底に敷設することで、多様な底生生物・藻類の生息基盤となること、貧酸素水塊の発生の原因となる硫化物の溶出を抑制することが確認されています。

「カルシア改質材」
浚渫土と混合させて、水和固化させ、浅場造成や窪地埋め戻しに有効利用する鉄鋼スラグ製品です。

なお、当社のスラグ加工技術・製品につきましては下記URLにて紹介しています。
http://www.jfe-steel.co.jp/products/slag/index.html

 

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株)総務部広報室 TEL 03 (3597) 3166