2011年10月31日
  • JFEスチール株式会社

JFEスチール社長賞ならびに新商品開発賞について

当社は、2011年のJFEスチール社長賞および新商品開発賞を決定し、10月28日、表彰式を行いました。受賞内容は以下の通りです。

1. 社長賞:

(1)2011年 最優秀賞: 1件

・ 『世界最薄缶用鋼板製造技術の確立』

当社は世界最薄となる厚さ0.15mmの3ピース飲料缶素材の製造技術を確立した。

缶用鋼板は、お客様側での材料・製缶・物流コストの低減という観点から、従来より材料となる鋼板の薄肉化(ゲージダウン)が強く求められていた。

当社は今般、下記の技術の開発により、世界最薄の3ピース飲料缶鋼板の高能率かつ安定的な生産体制を確立し、世界で初めて商品化に成功した。また、鋼板製造段階におけるCO2削減も可能とした。

  • (1) 世界最高速(2,800mpm)での圧延を可能とする圧延潤滑性向上技術
  • (2) 高温状態で座屈や破断を起こすことなく高速通板を可能とする連続焼鈍技術
  • (3) 世界最高速(1,000mpm)でのNi鍍金技術
(2)2011年 優秀賞: 2件  詳細省略

2. 新商品開発賞:

(1)2011年 金賞: 1件

 

・『自動車外板パネル用440MPa級ユニハイテン』

近年の車体軽量化ニーズに応えるべく、ドアパネル・フードパネル用の主力商品であった340MPa級BH(焼付硬化型)鋼板に代替して、部品軽量化が可能な440MPa級BH鋼板(ユニハイテン)を開発した。開発鋼は、プレスおよび焼付塗装工程で、従来の340MPa級BH鋼板を凌ぐ高い加工硬化と高い焼付硬化特性を発現し、耐デント性(※)を格段に向上させ、パネル部品の軽量化を可能とした。また、440MPa級材としては業界No.1の優れたプレス成形性を有しており、部品適用性に優れている。開発鋼は、お客様との共同検討を通じて、スズキ殿、タイいすゞ殿に採用され、営業生産を開始している。開発鋼は外板を軽量化する商品として、今後の飛躍が期待されている。

(※)耐デント性: 「くぼみ」のような永久変形を防ぐ強度の指標

  (2)2011年 銀賞: 1件

 

・『マルテンサイト系高機能ステンレスシームレスラインパイプ』

石油、天然ガスを輸送するラインパイプの使用環境は年々厳しくなってきており、それに伴い鋼管に要求される仕様も厳格化されている。本商品は、炭酸ガス環境下での耐食性に極めて優れ、また、硫化水素が微量含まれる環境にも適応可能な13%Crなどのマルテンサイト系ステンレスシームレス鋼管シリーズであり、従来の22%Cr鋼管などより経済性に優れ、お客様側での初期投資を抑えることが可能となった。アルジェリアのイン・サラ・ガス・ジョイントベンチャー向けに、本商品21,000トンの受注も決定している(※)。これは、1つのプロジェクトにおける当社ステンレス継目無鋼管の供給量としては過去最大級であり、今後も大規模な受注が期待される。

(※)  2011年4月18日のリリースを参照方。
  「アルジェリア ガス田開発プロジェクト向け13%クロムラインパイプ21千トンを受注」

  (3)2011年 銅賞: 7件 詳細省略
 


林田社長より表彰される受賞者代表
林田社長より表彰される受賞者代表

(ご参考)JFEスチールの表彰制度概要

技術分野及び業務改革等において会社経営に貢献した顕著な成果に対し表彰を行なうもので、(1)案件の内容に応じて「技術表彰」、「功績表彰」、「グループ表彰」に分類表彰され、主にそれらの中から特に優れたものを表彰する『JFEスチール社長賞』と、(2)オンリーワン・ナンバーワン商品の拡大に向けた『新商品開発賞』の、2つの賞から構成されています。

表彰制度の概要は、以下の通りです。

表彰制度の概要

 

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株)総務部広報室 TEL 03 (3597) 3166