2011年9月27日
  • JFEスチール株式会社

北海・ノルウェー海油田開発プロジェクト向け
ラインパイプ用電縫鋼管「マイティーシーム®」3.5千トンを受注
(~非熱処理電縫鋼管としてReel工法における世界初採用~)

当社はこのたび、ノルウェーの石油会社であるSTATOIL社向けに、当社が開発した電縫鋼管「マイティーシーム®」(*1)3,500トンを伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社(本社:東京都中央区、社長:牛野健一郎)と共同で受注しました。STATOIL社が北海およびノルウェー海で展開するHyme(ヒーム) Project(*2)およびStjerne(ストジャネ) Project(*3)向けに、東日本製鉄所(京浜地区)で製造された外径10.75インチ(273.1mm)の鋼管を2011年8月に出荷しました。

両プロジェクトでのパイプライン敷設にはReel(リール)工法(*4)が採用される予定で、当工法に熱処理をしない電縫鋼管が採用されるのは世界で初めての快挙です。Reel工法は、中規模のパイプライン敷設に適した敷設方法ですが、鋼管に厳しい特性と高い品質が要求されるため、従来は主に継目無鋼管や熱処理電縫鋼管しか対応できませんでした。当社の「マイティーシーム®」は、Reel工法を想定した厳しい条件下で安定した溶接部の品質を示し、強度、寸法精度などへの高い信頼性も評価され、今回の受注に至りました。

「マイティーシーム®」は、既に北米・東南アジア向けに納入実績がありますが、今回、仕様の厳しい北海でのReel用途に採用された事で、優れた品質が改めて認められました。今後、これまで主に継目無鋼管が使用されてきた用途に「マイティーシーム®」の採用が増えていく事が期待されます。

当社は今後とも、鋼管をはじめとする高機能・高品質な鋼材商品の提供を通じて、世界の資源・エネルギー開発に貢献してまいります。


(*1) 「マイティーシーム®
  従来品に比べ溶接部の性能を飛躍的に向上させた電縫鋼管で、特長は以下の通り。
  • マイナス50°C以下の低温下における靭性を確保
  • 溶接時に発生する酸化物の形態や分布を制御
  • フェイズドアレイ超音波探傷の技術を適用し、連続的に溶接部全長をリアルタイムで探傷
(参考URL)
http://www.jfe-steel.co.jp/release/2010/12/101207.html
(*2) Hyme Project
  Hyme Fieldで開発されたガス・石油を21km離れた場所にあるNjord(ノルド) Platformまで輸送するプロジェクト。2012年の輸送開始を予定している。
(*3) Stjerne Project
  Stjerne Fieldで開発されたガス・石油を13km離れた場所にあるOserbarg(オズバーグ) South Platformまで輸送するプロジェクト。2012年の輸送開始を予定している。
(*4) Reel工法
  パイプを陸上で事前に溶接し、特殊な敷設船に巻き付ける工法。船上でパイプを溶接しながら敷設する従来工法に比べ、低コストとされる。


【Statoil社の概要】
本社 ノルウェー
売上高 約5,296億ノルウェークローネ(約7.4兆円)- 2010年
純利益 約380億ノルウェークローネ(約5,300億円)- 2010年


【製品写真】   【地図】
製品写真   地図


【参考資料】Reel工法について

事前に陸上で溶接し、リールに巻きつけておいたパイプを海上で繰り出し、敷設する工法。
 船上でパイプを溶接しながら敷設する従来工法に比べ、より低コストでの敷設が可能となる点が特徴。

Reel工法について



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JFEスチール(株)総務部広報室 TEL 03 (3597) 3166