2011年2月9日
  • JFEスチール株式会社

高強度鋼管『JFE-HT570P』を使用した回転貫入杭「つばさ杭®」の実用化
~国内最高強度の回転貫入杭によるコストダウンを実現~

当社は、2009年に開発した570N/mm2級の高強度鋼管杭『JFE-HT570P』を使用した先端翼付き回転貫入杭 「つばさ杭®」を実用化しました。初の採用となったのは、東京都中央卸売市場大田市場北口立体荷捌施設用の基礎杭で、『JFE-HT570P』を先端翼付き回転貫入杭「つばさ杭®」として加工し、打設が完了しました。

「つばさ杭®」は、無排土・低騒音・低振動施工を可能とした環境にやさしい工法であり、同時に鋼管杭先端翼の効果により高支持力性能を有します。しかし、高支持力を活かすためには、鋼管本体の高強度化が必要であり、これまでは板厚を増加させることで対応してきました。この度、高強度鋼管『JFE-HT570P』を使用することで板厚を抑え、杭重量の軽減によるコストダウンを実現しました。今回の物件でも、この点が採用のポイントとなりました。

『JFE-HT570P』は、従来の490N/mm2級の鋼管杭よりも設計基準強度が23%高い高強度鋼管杭で、2009年度に開発が完了し、2009年10月26日に国土交通大臣の材料認定(※1)を取得しました。これに続き、『JFE-HT570P』を適用した「つばさ杭®」および「Super KING工法」についても、2010年3月3日に国土交通大臣の認定(※2)を取得しました。

今回の初採用を機に、『JFE-HT570P』を使用した「つばさ杭®」を学校や公営住宅などの公共建築物向けに拡販強化して行く予定です。

(※1) 建築基準法第37条に基づく国土交通大臣認定
(※2) 建築基準法施行規則第1条の3に基づく国土交通大臣認定
【案件概要】
工事名 東京都中央卸売市場大田市場北口立体荷捌施設建設工事
施主 大田市場ロジスティクスセンター株式会社
元請 JFEエンジニアリング株式会社
施工 株式会社間組
杭施工 千代田工営株式会社
施工法 先端翼付き回転貫入鋼管杭 「つばさ杭®
杭仕様 主要杭径400mm、500mm
杭本数 291本
杭長 33.5m~44.0m
鋼重 1,657t

【参考】

『JFE-HT570P』の規格
 『JFE-HT570P』は、490N/mm2の標準品であるSKK490と比較し、引張強さは80N/mm2大きく(16%UP)、設計基準強度は75N/mm2大きい(23%UP)高強度鋼管杭です。

種類の記号 降伏点
又は0.2%耐力
引張強さ 設計基準強度
(F値)
N/mm2 N/mm2 N/mm2
JFE-HT570P 485以上
675以下
570以上 400
(参考)SKK490 315以上 490以上 325

●大田市場 現場施工写真

大田市場 現場施工写真

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JFEスチール(株)総務部広報室 TEL 03(3597)3166