2010年7月27日
  • JFEスチール株式会社

インドJSWスチール社との戦略的包括提携契約の具体化について

当社とインド大手民間鉄鋼メーカーのJSWスチール社(JSW Steel Limited 本社:インド・ムンバイ、社長:サジャン・ジンダル、以下JSW社)は、2009年11月19日に戦略的包括提携契約を締結した後、具体的な提携内容について協議を重ねてきました。この度、その具体化の第一ステップとして、当社による資本参加および技術供与について合意し、本日、契約を締結しました。これにより、当社はJSW社をパートナーとし、新興成長市場であるインド市場へ本格進出します。

1.JSW社への資本参加

当社は480億ルピー(約900億円)を投じ、JSW社による第三者割当増資を引き受け、同社に資本参加します。出資比率は14.99%を予定しており、今後のJSW社の株価動向などにより14.99%に達しない場合は追加出資を行います。

インド市場において確固たる収益基盤を築いているJSW社は、能力増強計画や自社鉱山比率向上等、具体的な成長戦略もあり、更なる利益成長が期待されます。今般の資本参加により両社は相互関係を深め、インドにおける製品全般での協力の拡大を推進するとともに、JSW社が計画するウエストベンガル製鉄所プロジェクト等、新たな共同事業の検討を進めていきます。

2.JSW社に対する技術協力

当社はJSW社に対し、自動車用鋼材の製造、同社ビジャヤナガール製鉄所の操業全般の改善等に関する技術供与を行います。

(1)自動車用鋼材分野での協力
JSW社に対する自動車用の熱延鋼板・冷延鋼板の製造技術の供与、原板供給、自動車需要家への応用エンジニアリングや製品開発を含む共同サービスの実施について、個別の実施契約を締結しました。インドの自動車生産台数は急速に増加しており、自動車メーカーからの現地調達の要請は強くなっています。今回の技術協力契約の締結を契機に、当社はJSW社をインドにおける自動車用鋼材の現地生産拠点と位置づけ、更なる拡販を目指します。
(2)ビジャヤナガール製鉄所の操業に関する技術協力
JSW社ビジャヤナガール製鉄所の操業改善に関する具体的協力として、省エネ・環境分野、製造プロセスの品質・歩留改善、設備能力診断、各種指標のベンチマーキングに関する技術供与について合意し、契約を締結しました。

当社は今回の契約締結により、インド市場での生産・販売基盤を確立するとともに、今後、JSW社との提携を更に深化させ、インド市場での成長戦略を一層強力に推進していきます。

 

(補足資料)

【JSWスチール社の概要】

1. 本社所在地 インド・ムンバイ
2. 設立 1994年
3. 連結株主資本
(2010年3月末)
926億ルピー(約1,750億円)
4. 社長 サジャン・ジンダル(Sajjan Jindal)
5. 製鉄所 ビジャヤナガール製鉄所(インド南西部カルナタカ州): JSW社の基幹製鉄所。
他にヴァシンド、タラプール製鉄所(ムンバイ近郊)、 セーラム製鉄所(タミル・ナドゥ州セーラム)
6. 粗鋼生産能力 年産780万トン (現在建設中の第4高炉稼動時には年産1100万トンとなる予定)
7. 主要設備 コークス炉、ペレット工場、焼結工場、高炉(3基)、還元鉄工場、スラブ連鋳、熱間圧延工場、冷間圧延工場、溶融亜鉛めっき工場、棒鋼工場、線材工場等
8. 主要製品 熱延鋼板、冷延鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板、線材、棒鋼
9. 連結売上高
(2010年3月期)
2,021億ルピー(約3,800億円)
10. 連結税前利益
(同上)
220億ルピー (約400億円)

<備考>

  • JSWグループは、鉄鋼事業のほかに、鉱業、電力、産業用ガス、港湾運営、アルミニウム、セメント、ITの事業を運営している。
  • インドにおける最大のメッキ鋼板、カラー鋼板の輸出企業で、世界100カ国以上に輸出している。

JSW社の主要製鉄所および新製鉄所建設予定地 地図

以 上

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール株式会社 総務部広報室 TEL 03 (3597) 3166