2009年6月17日
  • JFEスチール株式会社

成形加工性に優れる耐磨耗性鋼板「JFE-EH-EF」の開発~耐磨耗性鋼板「JFEエバーハード(JFE‐EH)」の商品ラインナップ拡大~

当社はこのたび、「JFEエバーハード(JFE‐EH)」シリーズの新商品として、従来品に比べ成形加工性を飛躍的に向上させた耐磨耗性鋼板「JFE-EH-EF」を開発し、サンプル出荷を開始いたしました。

従来の耐磨耗性鋼板は、耐磨耗性を格段に向上させるために鋼板全体を非常に硬くしており、成形加工性を阻害する要因となっていました。「JFE-EH-EF」では、非常に硬い微細な粒子を鋼板内に均一に分散させることで、従来商品と同等の耐磨耗性を維持しつつ、曲げ加工性やドリルによる穿孔性の飛躍的な向上を実現いたしました。具体的には、従来のブリネル硬度(*1)HB500級の耐磨耗性鋼板と同等の耐磨耗性を持ちながら、引張強さ(*2)590N/mm2級の高張力鋼板と同等の曲げ加工性を達成しています。また、ドリルによる穿孔性も従来商品と比較して、約10倍に向上しました。
 成形加工性の向上により、お客様による建設・鉱山機器等の部材製作における工程の簡略化、工期の短縮が可能となり、製作コストの削減に貢献できるものと期待しております。

当社は引き続き、「JFEエバーハード(JFE‐EH)」シリーズの拡充を図り、高機能・高品質な鋼材商品の提供を通じて、お客様の多様なニーズに対し積極的に応えてまいります。

*1 ブリネル硬度
金属材料の硬さを測る方法の一つで、所定寸法・硬度の鋼球を金属材料に一定荷重で押し当てたときにできる窪みの直径を測定してブリネル硬度に換算します。
*2 引張強さ
材料を引張った時にその材料が耐えられる最大の応力で、引張り強さ以上の応力を材料に負荷すると、その材料は破断します。
曲げ加工を施した「JFE-EH-EF」 (曲げ試験片の一例) 曲げ加工を施した「JFE-EH-EF」 (曲げ試験片の一例)

注) 曲げ加工の条件(板厚,長さ,方向,表面状態,治具の状態など)によっては、写真のように曲がらない場合もあります。

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール株式会社 総務部広報室 TEL 03 (3597) 3166