2009年3月2日
  • JFEスチール株式会社

新しいつばさ杭(開端タイプ)を開発、鉄道基礎に初採用~北陸新幹線・富山水橋下砂子坂高架橋向けに1800t~

当社は、先端翼付き回転貫入鋼管杭「つばさ杭」の適用拡大を図るため、新しい先端翼形状を有するつばさ杭(開端タイプ)を開発し、このたび、北陸新幹線整備工事の富山水橋下砂子坂(みずはししもすなござか)高架橋に初採用頂きました(施主:独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構、元請:竹中土木・名工・梅本特定建設工事共同企業体、杭径1,300mm、先端翼径1,950mm、長さ35~41m、65本(計1800t))。

つばさ杭は、2枚の半円形鋼板を用いたシンプルな先端翼を特徴とした回転杭で、施工時に低騒音・低振動、無排土、セメントミルクを使用せず地下水汚染の心配がない環境に優しい工法です。また、先端翼により大きな支持力と引き抜き抵抗力が得られることや、施工時に回転トルクや貫入量を確認しながら支持層へ確実な打ち止め管理ができることなどの特長があり、1999年に開発以来、これまでに約400件の工事に採用頂きました。

今回新たに開発したタイプでは、先端翼中央に開口部を設けるとともに平板翼の交差位置を端部にすることで硬質地盤への貫入性が改善され、特に杭径が1000mmを超える大径杭での適用性が大幅に向上しました。また、つばさ杭を鉄道構造物基礎へ適用するため、財団法人鉄道総合技術研究所にてつばさ杭の支持力特性を評価頂きました。これにより、鉄道基準に基づいたつばさ杭の設計が可能となり、今回の北陸新幹線工事でのご採用につながりました。

当社は今後もつばさ杭の持つ優れた特長を活かして、環境にやさしい杭工法の普及を目指して参ります。

【参考資料】

表-1 これまでのつばさ杭と新しいつばさ杭(開端タイプ)の比較
表-1 これまでのつばさ杭と新しいつばさ杭(開端タイプ)の比較
写真-1:つばさ杭(開端タイプ) 写真-2:つばさ杭の施工の様子
写真-1:つばさ杭(開端タイプ) 写真-2:つばさ杭の施工の様子

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JFEスチール株式会社 総務部広報室 TEL 03 (3597) 3166