2008年3月6日
  • JFEコンテイナー株式会社
  • JFEスチール株式会社

省資源に寄与する高強度ドラム缶の開発

JFEコンテイナー株式会社(本社:東京都文京区、中島廣久社長)とJFEスチール株式会社(東京都千代田区、馬田一社長)は、国内で初めて、ドラム缶用高張力鋼板(ハイテン材)を使用した高強度ドラム缶を開発いたしました。
 近年、資源価格が高騰する中、省資源の観点から、ドラム缶の薄肉化や、リユースの促進に対する強いニーズがあります。
 今回開発した高強度ドラム缶は、こうしたニーズに応えたもので、製缶時には軟質(加工性を確保)でありながら、最終製品となった時点では高強度となるという画期的なドラム缶です。開発にあたっては、JFEスチールの高度な鋼中成分調整技術や鋼板の焼鈍制御技術をもとに、通常は添加されない特殊元素を活用し、製缶後の焼付工程で鋼板を高強度化することにより達成されたものです。

今回の高強度ドラム缶では、以下の効果が期待されます。

1) 1回のみ使用されるドラム缶(ワンウェイ缶)に適用される場合、ハンドリング時の胴体凹み、衝撃時の変形等が抑制され、実用上板厚ワンランク分の性能が向上するため、薄肉ドラム缶(板厚:通常1.2mm→薄肉1.0mm以下)の利用拡大が図れます。
2) 更生注1)により複数回使用されるドラム缶(リユース缶)に適用される場合、リユース回数の増加により、ライフサイクルコストが低減します。
3) 表面性状が従来材と同等であり、ドラム缶用鋼板の内外面に皮膜処理を行う際、従来と同じ技術が適用できます。

なお、今回開発した高張力鋼板(ハイテン材)は、薄肉ドラム缶(商品名:『エコフェザー®』注2)、写真1))を含む1.2mm以下の板厚、および内面無地缶のみならず全ての内面塗装缶に適用可能です。
 JFEコンテイナーおよびJFEスチールは、高強度缶の開発・製造・販売を通じて、環境に優しいドラム缶のラインアップをより充実させ、お客様の多様なニーズに応えてまいります。

注1)更生:
ユーザーで使用された鋼製ドラム缶を回収し、洗浄等による缶内残留物や付着物の除去、整形、塗装および検査後、再度、輸送・貯蔵用容器としてリユースを可能にすること
注2)エコフェザー®:
JFEコンテイナー(株)の環境対応商品群『エコシリーズ』のひとつで、胴部に特殊加工を施したワンウェイ用途の薄肉ドラム缶

 

写真 JFEコンテイナーの薄肉ドラム缶(商品名:エコフェザー(R))写真1) JFEコンテイナーの薄肉ドラム缶
(商品名:エコフェザー®)

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEコンテイナー(株) 総務部 TEL 03(3837)8201
JFEスチール(株) 総務部広報室 TEL 03(3597)3166