2007年7月6日
  • JFEスチール株式会社
  • フィリピン・シンター・コーポレーション

フィリピン・シンター・コーポレーション 操業30周年~ 現地で記念式典を開催 ~

フィリピン・シンター・コーポレーション(以下、PSC)は、1977年4月に商業生産を開始して以来、30周年を迎えました。

操業開始から30年を迎えたことを記念して、ミンダナオ島 カガヤン・デ・オロ市内においてフィリピン国政府関係者にもご出席いただき、下記の通り記念式典を執り行いました。

【操業30周年 記念式典概要】

日 時 7月5日(木) 18:30~21:00
場 所 プライスプラザホテル(ミンダナオ島 カガヤン・デ・オロ市内ホテル)
主な出席者 (来 賓) フィデル・ラモス元大統領
山崎 隆一郎 在フィリピン共和国特命全権大使
政府高官及び地元政府関係者など
    (JFE関係) 取締役副社長 今村 晴幸 他
    (PSC関係) 取締役社長 山名 紳一郎 他
 
      合 計      約300名

【PSC概要】

同社はJFEスチールの100%子会社で、世界で唯一の焼結鉱専業メーカーです。焼結工場は、首都マニラから南東へ750km離れたミンダナオ島北部カガヤン・デ・オロ市近郊の、フィリピン政府機関が開発した工業団地の一角にあります。JFEスチールが購入する鉄鉱石を焼成し、溶鉱炉の主要原料である焼結鉱を製造・販売しています。

ブラジルや豪州からの鉄鉱石輸送の際にはフィリピン沖を航行することに加え、PSCは天然の水深の深い良港を有するため、効率的な輸送が可能となっています。また、廉価な電力や工業用水が得られるため、PSCは競争力ある高品質焼結鉱をJFEスチールへ供給しています。1977年の操業開始から現在までの累積出荷量は、約1億2千万トンです。

PSCは100%輸出企業として、長年にわたる外貨獲得によりフィリピン経済に非常に大きく貢献しています。また雇用、環境保護などを通じて地域社会においても重要な一員として迎えられています。

[ PSC向け鉄鉱石・PSC焼結鉱の輸送 ]

PSC向け鉄鉱石・PSC焼結鉱の輸送

【最近の展開】

(1)生産能力拡張
経営統合によるJFEスチールの設立および粗鋼生産量の増加に伴い、焼結鉱への需要が増加したため、焼結鉱の焼結機拡幅工事(2005年3月完工)とNo.3生石灰キルン建設(2005年9月完工)、を順次実施し、生産能力を拡張しました。現在の能力は550万t/年です。
(2)排熱回収設備の設置(CDM*
焼結プロセスにおいて排熱を回収し有効活用することにより発電を行い、既存の火力発電設備で消費される化石燃料の二酸化炭素を削減することが可能となります。PSCでは、新たに排熱回収発電設備を2008年4月に稼動させる予定であり、削減可能となる二酸化炭素は年間約62,000トンに上ります。
CDM事業として、5月7日付けで国連のCDM理事会より、正式に承認されています。
*CDM(Clean Development Mechanism : クリーン開発メカニズム)
 京都議定書において、市場メカニズムを活用した補完的方法として導入されたもの。先進国の事業体が発展途上国の事業体へ資金や技術の提供を行い、その結果生じた二酸化炭素の削減量を、先進国(事業体)の削減量としてカウント出来る仕組み。


記念式典
記念式典(2007年7月5日開催)
 山名紳一郎 PSC 取締役社長(一番左)
 今村晴幸 JFEスチール(株) 取締役副社長(左から2人目)
 フィデル・ラモス 元大統領(左から3人目)
 山崎隆一郎 在フィリピン共和国特命全権大使(左から4人目)


今村晴幸 JFE スチール(株)挨拶をする今村晴幸 JFE スチール(株) 取締役副社長

以上

(ご参考)

フィリピンシンターコーポレーション(株)(Philippine Sinter Corporation)

社 長 山名 紳一郎(JFEスチール理事)
本 社 フィリピン国メトロマニラ マカティ市
工 場 ミンダナオ島カガヤン・デ・オロ市近郊のフィビデック工業団地内。
敷地面積約119ha(東京ドームの約25倍)
設 立 1974年12月
資本金 500百万ペソ(1ペソ:約2.7円)
売上高 3,241百万ペソ(2006年12月期)
株 主 JFEスチール100%
事業内容 焼結鉱の製造・販売、消石灰・生石灰の製造・販売
生産能力 年間550万トン
従業員 173名(2007年6月末現在)、うち日本人6名
 
PSC設立経緯  PSCは、旧川崎製鉄株式会社千葉製鉄所[現JFEスチール株式会社東日本製鉄所(千葉地区)]第6高炉の建設計画 の際、その原料工場として建設が検討されました。
 外資の導入による経済発展を切望していたフィリピン国政府と当社との間で1974年に合意されたPSCの設立と焼結工場の建設は、当時の金額で620億円というフィリピン国史上最大級の外資プロジェクトです。
 
沿 革
1964年南部ルソンのララップ鉱山にてPhilippine Iron Mines Inc.が旧川崎製鉄との技術提携によりペレット製造、日本への輸出を開始
1967年10月 Pellet Corporation of the Philippines (PCP)設立
(旧川鉄グループが90%出資)。ララップ鉱山事業を継承
1974年6月鉄鉱石枯渇のためPCP操業終了(ペレット累計出荷量450万トン)
1974年10月PHIVIDEC(フィリピン投資開発公社)の下部機関として、Phividec Industrial Authority(PIA)[フィビデック工業開発公社]が設立され、PIA誘致第1号企業として旧川崎製鉄が焼結工場建設を決定。
1974年12月PSC設立
1977年4月焼結工場操業開始
1998年10月ISO9002(品質)取得
2001年11月ISO14001(環境)取得
2001年9月累計出荷量1億トンを達成
2005年9月生産能力拡張(年産550万t)
2007年4月操業30周年を迎える
2007年5月排熱回収設備CDM国連承認を得る

以上

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株) 総務部広報室 TEL 03 (3597) 3166