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当社は自動車部品の軽量化、高剛性化というニーズに対応するため、優れた機能特性を持つ780MPa級電縫鋼管を開発いたしました。2003年12月に発売開始されたトヨタ自動車(株)の新型クラウンにおいて、パイプ素材としては世界で初めて、フロントロアアームに採用されました。成形性に加え、自動車部品に要求される実用的な機能特性(疲労特性、衝撃特性、塗装適合性、材質安定性)が高く評価されたものです。このたび、その他高級セダン車に適用が拡大され、本格生産を開始いたしました。
1.素材開発
780MPa級電縫鋼管は、図1に示す5つの機能特性を高度にバランスさせる材質設計に基づき、次の3つの鉄鋼製造技術を駆使することによって開発いたしました。成分とミクロ組織を最適化することにより実現したものです。
@ 製鋼工程での炉外精錬による高純度化技術
A 熱延工程における高精度制御冷却技術
B 造管工程での高精度オンラインシーム熱処理技術
2.鋼管加工・評価技術開発
図2に示すように高強度鋼管の曲げ加工などの2次加工技術開発や性能評価技術を連携させた取組みが評価され、世界で初めて自動車足回り部品であるフロントロアアームに採用されました。
3.品質保証体制の高度化
製品検査においては電縫溶接性、機械的性質、寸法、表面傷に対する鋼管の全面・全長・全数保証を行なう仕組みといたしました。また、製管時には管内面全長にわたりマーキングを施し、鋼管を切断・細分化した後も、素管、素材コイルまでのトレースバックができる体制を構築いたしました。お客様に安心してお使い頂くために、新たに導入した管理体制です。
これらの、素材開発・鋼管加工技術開発・万全の品質保証体制を踏まえ、安定した実績を積み重ねることにより、適用車種の拡大に至りました。

図1.新780MPa電縫鋼管の材質設計の考え方
 
図2.自動車用鋼管の商品開発の3要素

図3.新780MPa級電縫鋼管を使用したフロントロアアーム
関連情報 (製品情報
> 鋼管)
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