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当社は、このたび、建築構造用熱間成形継目無角形鋼管『JFEカクホット』(注1)について、建築基準法37条第2号に基づく大臣認定(注2)を取得いたしました。『JFEカクホット』は、国内唯一の熱間成形継目無鋼管で、当社知多製造所のシームレス鋼管ラインで製造されています。建築構造用圧延鋼材のJIS規格であるSN材(JIS
G 3136)のSN490に相当する強度と優れた衝撃特性を持つと同時に、意匠性に優れた建築物にも適しており、魅せる建築を可能とする製品です。
建築物の納まりや意匠性および美観を向上させるために、断面外径を小さく抑えるニーズがあります。鋼管の外径が比較的大きな場合には、溶接四面ボックスを自動化ラインで製作することで効率的な施工が可能ですが、外径が200mm前後と小径で厚肉の場合には、人手による溶接が非常に多く、効率的な施工を実現する上で課題となっていました。
そこで当社は、円形の厚肉鋼管が製造可能なシームレス鋼管製造ラインに着目し、その最終工程であるサイジングミルにおいて、円形断面のシームレス鋼管を熱間のまま角形に成形する技術を開発いたしました。近年、建物の耐震安全性確保の観点から、建築構造用圧延鋼材のJIS規格であるSN材(JIS
G 3136)の使用が増えていますが、熱間成形にて製造する『JFEカクホット』は、SN490に相当する強度と、優れた衝撃特性を持つとともに、設計や施工においてもSN材と同様に使用することが可能です。さらに、圧延パターンの解析と実験を通じて、角形鋼管の辺部座屈防止と角部シャープ化という相反する特性の両立を実現し、美観も向上いたしました。
当社は、今回の大臣認定取得により、意匠性を求められる建築物への採用など、新しい鋼材の利用方法をお客様に提案することで、鋼構造の発展に貢献してまいります。
(注1)建築構造用角形鋼管:
製造方法により、
(1)厚鋼板を溶接にて組み立てる「溶接四面ボックス」、
(2)厚鋼板を冷間プレス加工にて成形する「冷間プレスコラム」、
(3)熱延鋼板を円形断面に成形した後、角形断面に成形する「冷間ロールコラム」、
に大別される。
一般に、「溶接四面ボックス」は加工手間がかかるため、冷間ロールコラムや冷間プレス コラムで製造できない大径厚肉の断面に使用される。一方、「冷間ロールコラム」は、それ
以外のサイズで外径が550mm角程度までの比較的小径のサイズに、「冷間プレスコラム」 は、それ以上の外径(1000mm程度まで)と肉厚(40mm程度まで)の場合に使用される。
一般的な建築構造用角形鋼管の製法別製造範囲:

(注2)大臣認定の概要:
| 1) |
認定番号:MSTL-0165 |
| 2) |
認定名称:建築構造用熱間成形継目無角形鋼管 JFEカクホット |
| 3) |
種類の記号(規格名称):BSH325 |
| 4) |
主な機械的性質: |
降伏点または耐力 325N/mm2以上445 N/mm2以下 |
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引張強さ 490 N/mm2以上610 N/mm2以下 |
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降伏比 80%以下 |
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0℃シャルピー吸収エネルギー 70J以上 |
| 5) |
製造範囲:外径 150mm〜250mm、肉厚 13mm〜33mm |
【参考】 『JFEカクホット』使用例:
「東京ウェルズテクニカルセンター」(静岡県沼津市)(設計山本理顕設計工場)
『JFEカクホット』の外観:

関連情報 (製品情報
> 建築 > 柱 > 熱間成形継目無角鋼管 JFEカクホット(STKR490-SH))
以 上
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