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JFEスチールは、「高炉スラグを用いたヒートアイランド現象(注1)抑止舗装用保水材」を開発・販売し、全国各地でご採用頂いてきておりますが、このたび新たに吸水能力が高く、施工後の性能持続性に優れる高保水タイプの保水材『ロードクール』を開発し、今夏より本格的に販売を開始いたします。
当社の保水材は、従来の保水性舗装(注2)性能を大幅に向上させ、長期にわたって安定した性能の発現を可能にしたもので、次のような特徴を持ちます。
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保水材に鉄鋼副産物である高炉スラグを用いたエコ材料 |
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ヒートアイランド現象緩和に適した性状(硬化すると65%以上の気孔率を持ち、かつ平均気孔径が1〜2マイクロメートル) |
| B |
雨水を短時間で効率的に吸収でき、降雨時の水溜りができにくい |
今回開発した保水材『ロードクール』は、原料配合を最適化することにより、当社の従来の保水材に比べて吸水能力が大きく、雨水を効率的に吸収・保持することが出来ます。一般的に、保水材は固化材としてセメント系材料を使用するため、施工後徐々に気孔量が減少して保水性能が低下する可能性がありました。しかしながら、当社東日本製鉄所(千葉地区)にて2004年3月より行なった『ロードクール』を用いた保水性舗装(前提:舗装厚さ10cm、保水材注入率75%)の検証実験では、一旦飽水状態になれば、降雨当日もしくは所定量の散水を行なった日は、通常の排水性舗装に比べて、最大16℃の温度低減効果を発揮し、かつ1年経過した後も同程度の温度差が確認されました。さらに、その後晴天が続いても、概ね1週間後の路面温度を、通常の排水性舗装と比べ6〜8℃程度低くできることを確認いたしました(図1)。
(*路面温度は、5L/m2の散水後の温度。保水舗装体温度は、表面下15mmの位置で測定。)
当社は、保水材『ロードクール』の販売によるヒートアイランド現象の抑止を通じ、今後とも都市環境の改善・保全に貢献してまいります。
(注1)ヒートアイランド現象:
都市部での気温が郊外に比べて高くなる現象。「熱帯夜化による健康への影響」、「冷房エネルギー消費の増大」を引き起こし、「短時間に記録的な雨量を伴う夕立への関連性」が指摘されるなど、深刻な社会問題となりつつある。
主な要因は、@人工物・舗装面の増加や緑地・水面の減少による、輻射熱の増大や地表面からの水分蒸発量の減少、A人工排熱量の増加、など。現在様々な対策が立案・実行されているが、「保水性舗装」の導入は、地表面被覆の改善方法として期待されている。
(注2)保水性舗装:
舗装体の中に水をため、日中、舗装体が太陽によって加熱されると、保持されている水が蒸発し、気化熱で路面の温度を下げる、「打ち水」の原理を応用した舗装。これまで川などに排出されてしまっていた雨水を舗装体の中に保持し、それを大気に循環させる、失われた「土」の機能を持つ環境にやさしい舗装技術。
(図1)経過日数と温度差図 (前提:舗装厚さ:10cm、保水材注入率75%):
(ご参考)
【保水性舗装のイメージ】

【保水性舗装構造例】

以 上
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