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JFE環境株式会社は、廃蛍光灯リサイクルの能力増強を図るため新工場を建設し、来年1月末に稼動させる予定です。これは ISO14001活動の普及により、近年、高まりつつある廃蛍光灯リサイクルへの社会的な要請に応えるものです。新工場では、従来は処理が難しかった環形蛍光灯、その他コンパクト形蛍光灯等の処理を可能とし、あらゆる形状の蛍光管のリサイクルに対応します。
1. 廃蛍光灯リサイクル需要の急激な拡大への対応
国内では年間約60,000トン(3.5億本)の蛍光灯が廃棄されていると見られています。そのうち、リサイクル率は10%強とされていますが、2001年7月の経済産業省による蛍光灯のリサイクルガイドライン対象商品への追加指定や、最近のISO14001(※1)活動の普及により、特に事業系(事業者<企業やその他法人>が排出する)蛍光灯のリサイクルの動きが活発化しつつあります。
当社は、今後の拡大が見込まれるリサイクル需要に対応すべく、いち早く設備能力の増強に着手することを決定しました。現在、当社は2,000を超える事業者からの受託を中心として、年間2,500トンの処理をフル操業で行なっていますが、新工場の建設により処理能力を年間5,000トンに拡大します。また、将来の更なる需要拡大にも対応できるように、最大12,000トン(関東圏における事業系蛍光灯の総消費量にほぼ相当)までの処理を可能とする基盤を整備します。
2. JFE環境のリサイクル技術の特徴
当社のリサイクルの基本は、水銀の大気放散による環境汚染を防ぐため、廃蛍光灯を破砕せず(割らずにそのままの形で)集荷し、自社の処理施設で電極部とガラス管部を分離し、乾式方法により水銀と蛍光粉の回収を徹底することです。更に、蛍光灯の最大構成物質であるガラスのリサイクルを確実に行います。
新工場の特徴
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あらゆる蛍光灯のリサイクル:
直管形蛍光灯処理で培った技術をベースに、直管形蛍光灯に加え、環形蛍光灯、その他コンパクト形蛍光灯の専用ラインを装備しているため、あらゆる形状の蛍光灯のリサイクルが可能。
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| A |
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関東圏市場をカバーする処理能力:
関東圏の事業系蛍光灯をカバーする年間最大12,000トンを処理可能な基盤を整備。 |
| B |
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完全なリサイクルの追求:
リサイクル技術の向上及び水銀再利用ルートの確立により完全リサイクルの仕組みを構築。各構成物質のリサイクル内容は以下の通り。
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蛍光粉に残った水銀を真空蒸留装置で回収、ドイツの提携精錬会社に原料として売却し再利用するルートを確立。(バーゼル条約(※2)に基づく承認を取得のうえ輸出) |
| ・ |
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ガラスは酸洗浄・乾燥し、建材向け(軽量骨材、グラスウール等)に再利用。 |
| ・ |
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電極部は、破砕・選別工程により、金属、プラスチックに分別し、それぞれ原料として再利用。 |
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なお、次のステップとして、ガラス等の主要な構成物質については、リサイクル蛍光灯に再使用(蛍光灯から蛍光灯へのリサイクル)する新たな技術を、蛍光灯メーカーと共同で研究・開発してまいります。
3. 新工場の概要
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立地場所 |
JFEエンジニアリング(株)
鶴見事業所内。(横浜市鶴見区) |
| A |
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建設費 |
約3億円(土地、建屋、既存設備費は除く) |
| B |
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敷地面積 |
3,500m2 (建屋面積2,000m2) |
| C |
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主要設備 |
既存設備は新工場に移設し統合する。 |
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直管形蛍光灯処理 |
2ライン(1ライン既存) |
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環形蛍光灯処理 |
1ライン |
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コンパクト形蛍光灯他処理 |
1ライン |
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水銀真空蒸留 |
2ライン(1ライン既存) |
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酸洗浄+連続乾燥 |
1ライン |
| D |
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処理能力 |
第一期 年間5,000トン(最大12,000トンまで増強可能) |
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(※1) |
国際標準化機構(ISO: International
Organization for Standardization)発行の環境マネジメントシステムの国際規格。環境マネジメントシステムとは、組織の活動や提供する製品・サービスが環境に与える負荷を常に低減するように配慮し、改善するための組織的なしくみ。 |
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(※2) |
有害廃棄物および再生利用される有害物質の越境移動とその規制に関する条約 |
(ご参考)
JFE環境株式会社の概要
| 本 社: |
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神奈川県横浜市鶴見区 |
| 代 表 者: |
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代表取締役 社長 福武 諄 |
| 事業内容: |
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廃棄物処理・再資源化事業を主軸に、物流及び機工部門を備えた複合経営企業。特に廃液、汚泥、蛍光灯、乾電池ほか固形廃棄物の収集運搬から中間処理、リサイクルまでの総合廃棄物処理、使用済みプラスチック高炉原料化等の再資源化事業を運営。 |
| 資 本 金: |
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650百万円 |
| 売 上 高: |
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106億円(2002年度) |
| 株主構成: |
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(2003年7月1日現在)
| JFEスチール(株) |
64% |
| 三井物産(株) |
20% |
| JFEプラント&サービス(株) |
16% |
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| 新工場に導入する設備での環形蛍光灯処理例 |
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| 処理前 |
処理後 |
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| 既存設備 |
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| 既存設備の入側 |
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| 既存設備の口金切断プロセス |
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| 既存設備でのエアーブロー処理 |
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