マリンストーン(製鋼スラグ底質・水質改善材)
マリンストーンとは
  マリンストーンの海域環境改善特性
  実施例紹介
  技術論文・報告
覆砂とは

マリンストーンは、鉄を作る過程で生産される副産物「製鋼スラグ」からできています。
  砕石と類似の外観です。
  内部摩擦角35°が得られています。
  海洋汚染および海上災害の防止に関する法律で定める基準(水底土砂基準)に適合しています。
  天然砕石と同様の工法で施工可能です。

 マリンストーンの化学組成例
(mass%)
SiO2 CaO Al2O3 T-Fe MgO P2O5 MnO
13.8 41.2 4.7 17.3 4.3 6.0 5.3

 施工風景
施工風景施工風景

 マリンストーンの溶出試験結果例
単位:(mg/l)
試験項目 カドミウム
またはその化合物
水銀または
その化合物
6価クロム
化合物
鉛または
その化合物
ヒ素または
その化合物
セレンまたは
その化合物
マリンストーン※1 検出限界値以下
検出限界値 0.001 0.0005 0.04 0.005 0.005 0.002
理立処分基準
(水底土砂)※2
≦0.1 ≦0.005 ≦0.5 ≦0.1 ≦0.1 ≦0.1
※1

「金属などを含む産業廃棄物に係る判定基準を定める総理府令」第4条の 規定に基く、「産業廃棄物などに含まれる金属等の検定方法」(昭和48年環境庁 告示第13号、平成7年3月に改定)により検定を行った。

※2 「海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律施工令第5条第1項に規定す る埋立場所等に排出しようとする金属などを含む廃棄物に係る判定基準を定める 総理府令」(昭和48年総理府令6、平成6年11月に改定)の水底土砂に係る判定基 準である。
覆砂とは

 多様な底生生物・藻類の生息基盤となること、貧酸素水塊の発生の原因となる硫化物の溶出を抑制することが確認されています。

マリンストーンへの底生生物着生 マリンストーンの硫化物発生抑制

マナマコ   イカ類の卵
マナマコ イカ類の卵
藻類が着生したマリンストーン   クロメと紅藻類
藻類が着生したマリンストーン クロメと紅藻類

覆砂とは

 広島県尾道市因島にて、浅場モデルの造成を広島県の補助事業として実施し、2002年3月に完工しました。本工事においてはJFE西日本製鉄所福山地区にて製造した【マリンストーン潜堤材】(5000トン)が使用されています。
3年間にわたる調査において、マリンストーン潜堤材は、付着珪藻類の着生量が周囲の天然石よりも
多かったほか、ホンダワラ類などの海藻も着生することが確認され、浅場造成材の1つとしてのマリンストーンの有用性が示されています。

「マリンストーン」はJFEスチールの登録商標です。
 
覆砂とは
  製鋼スラグによる海域の底質改善
宮田 康人、佐藤 義夫、清水 悟、小山田 久美
JFE 技報No. 19(2008年2月)p. 1–5
広島県因島における浅場造成試験(鉄鋼スラグを用いた沿岸環境改善 第2報)
宮田康人、沼田哲始、高橋達人、豊田惠聖、佐藤義夫:
第3回海環境と沿岸環境修復に関するシンポジウム 発表論文集、153-158、2004