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| マリンブロック>鉄鋼スラグ大型炭酸固化体「マリンブロック」 | ||||
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鉄鋼製造の過程から副生する鉄鋼スラグの有効な活用とリサイクルが望まれています。 1.製造方法 従来の製造方法は機械プレスで鉄鋼スラグを成形した後,成形体を燃焼排ガスなどの二酸化炭素含有雰囲気下に静置して表面から炭酸化していました。この方法では成形後の強度不足によるハンドリング時の崩壊と内部に残存する未反応部の経時変化による崩壊により,大型品は製造できませんでした。当社は鉄鋼スラグを調湿してから型枠内に充填し,型枠底部より水蒸気飽和した二酸化炭素含有ガスを均一かつ強制的に供給して,型枠内で内部まで均一に炭酸固化させる方法を開発し大型品の製造を可能にしました。 2.特徴マリンブロックは,炭酸カルシウムにより,鉄鋼スラグ粒子間が強固に結合されており,かつ粒子表面も被覆されています。炭酸カルシウムが珊瑚の主成分であることからもわかるように,マリンブロックは海中および大気中で非常に安定で,膨張して崩壊することや,アルカリ性を強めたりすることもない人工材料です。また,強制的に二酸化炭素を吹き込んで製造するため,ほとんどが開気孔で構成される気孔率25~40%,嵩密度2.0~2.4t/m3の多孔質体です。 3.藻礁・漁礁としての評価および実証3.1海藻着生試験1997年11月より一辺25cmの立方体のマリンブロックを水深+0.5~-1.5mの転石のある砂泥海底に設置した予備試験では,写真1に示すようにマリンブロック周辺に特に多くシワランソウモドキが繁茂し,サザエなどの貝類も付着していました。また,マリンブロックは海中で1年半以上も元の形状を保っており,非常に安定した材料であることが確認されました。
3.2 藻礁・漁礁の実証試験藻礁・漁礁としてのマリンブロックの実用性を実証するために,1999年4月中旬にクレーン台船(写真3参照)により1m×1m×高さ0.5mのマリンブロック15個を写真4に示すようにピラミッド状にして,水深-5mの海底に設置しました。現在,海藻の植生および魚介類の蝟集状況の観察を続行中です。
写真3 沈設状況(広島県瀬戸田町)
写真4 組立状況 |