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安全・安心な街づくりに向けて

2.津波・高潮対策

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ねばり強い防波堤 (ハイブリッドケーソン・海中鋼製フレーム)

ハイブリッドケーソン

鋼材とコンクリートの合成構造による粘り強い防波堤です。

ロングフーチングにより、ケーソン堤体幅の縮小による製作費低減、低反力化による地盤改良範囲の低減、津波噴流による捨て石マウンドの洗掘防止が可能です。

長尺化も可能なため、構造上の弱点となる目地の減少、工期短縮が可能です。

軽量で低吃水ですので進水、曳航、据付の費用が削減できます。

中詰め石を鋼製のフレームで包む水圧透過性構造物です。

揚力・抗力の影響を低減し、耐波性の高い大型潜堤構造物として、防波堤開口部のマウンドを補強します。

台形形状とマウンドに根入れすることでより耐波性を高めます。

海中鋼製フレーム(開口部補強 : 潜堤)
海中鋼製フレーム(防波堤の背後補強)

防波堤の背後に設置します。

捨石による背後補強と比べて、捨石の盛りこぼし量が少なく、防波堤断面をコンパクトにできます。

洗掘に対しても強い構造物です。

ハイブリッドケーソン

  • 釜石港湾口防波堤

    釜石港湾口防波堤

  • 衣浦港廃棄物護岸

    衣浦港廃棄物護岸

  • 徳山下松港廃棄物護岸

    徳山下松港廃棄物護岸

2

ハイブリッド防潮堤

鋼とコンクリートのハイブリッド構造のプレキャスト部材(底版・防波版)と基礎杭から構成された工法です。

プレキャスト化による現地作業の低減により、急速施工・工期短縮が可能です。

現地資機材の需給動向に対する影響を低減できます。

「ハイブリッド防潮堤®」宮城県気仙沼港の復旧で採用されました
※JFEエンジニアリング作成のイメージ図

条件に応じて様々なタイプが設計可能です。

  • 逆T型

    逆T型

  • L型+背面盛土

    L型+背面盛土

  • 逆L型

    逆L型

ハイブリッド防潮堤®

堤体ブロック製作

3

急速施工津波防波壁

たて壁を鋼製、フーチングを鉄骨鉄筋コンクリート構造とした防波壁です。

巨大津波荷重に対応可能です。

防波壁の大部分を工場製作することにより、急速施工・工期短縮が可能です。

急速施工津波防波壁

避難路付高架橋

浜岡原子力発電所津波防波壁

4

津波バリアー

津波バリアー

津波漂流物を捕捉し被害を最小限にとどめます。

景観にも配慮したデザインが可能で、普段は市民の憩いの場としても利用できます。

津波バリアー

津波バリアー
5

鋼管杭による津波・高潮対策工法

強靱な防潮堤・防波堤を築造することができます。

  • 引き抜き抵抗力の大きな「つばさ杭®」 (回転杭)を用いると、より効果的です。

つばさ杭®

つばさ杭
6

二重締め切り鋼矢板工法による防潮堤

二重締め切り鋼矢板工法による防潮堤

液状化や越水による防潮堤の崩壊を防止します。

鋼矢板

鋼矢板
7

ラグーンマット

ラグーンマット

亜鉛めっき鉄線にポリエチレン樹脂密着被覆を施した線材を使用した高耐久な港湾築堤マットです。

港湾築堤の耐久性を高めることができます。

ラグーンマット

ラグーンマット
8

津波避難用セーフティフェンス

再帰反射塗装の塗布により、夜間でも安全に避難できる誘導機能付きセ−フティフェンスです。

9

スラグを活用した防潮堤・防潮盛土道路

震災で発生したコンクリートがれきの再資源化にも活用することができ、両者を用いることで多重防護による災害に強い街づくりが可能です。

コンクリートがれきに還元能力のある高炉スラグを添加することで、再利用時の土壌環境リスクを低減することができます。

10

スラグ路盤材

スラグ路盤材

硬化特性を利用することで、耐久性と経済性に優れた路盤となります。

スラグとは

鉄鉱石から鋼を作る工程で生ずる副産物で、還元・精錬段階でシリカなどの鉄以外の成分が、石灰成分と溶融・結合したものです。

スラグには、高炉で鉄鉱石から銑鉄を取出す際に発生する高炉スラグ、転炉で銑鉄を精錬し鋼を作る工程で発生する製鋼スラグがあります。

スラグができるまで