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溶接可能なばね鋼で、予熱・後熱が省略できます。
低炭素ばね用鋼 TNH鋼
低炭素鋼に特殊成分を添加したばね用線材で、溶接時の予熱・後熱の省略を可能としました。
低炭素系のばね鋼のため、溶接が可能です。
ばね材としての特性は、従来の高炭素硬鋼線とほぼ同等です。
伸線加工は高減面率がとれます。
表1 化学成分例
(mass%)
鋼種
化学成分(%)
C
Si
Mn
P
S
特殊元素
TNH1
0.12
0.79
1.51
0.011
0.008
添加
TNH2
0.14
0.84
1.97
0.010
0.009
添加
表2 線材および鋼線の機械的性質(TNH1の例)
線径(mm)
T. S(N/mm
2
)
R. A(%)
T. R(回)
φ5.5Rod
992
75
―
φ2.90Wire
1477
60
33
(参考 ; JIS G 3521 SWB ; T. S=1370~1620N/mm
2
, T. R≧15)
表3 鋼線のリラクセーション特性(TNH1の例)
呼び名(mm)
W
0.2
(kN)
W
B
(kN)
El(%)
リラクセーション値(%)
φ4
15.6
17.6
4.3
4.2
写真1 ミクロ組織(TNH1、Φ5.5mmROD、×400)
ばね、自動車シートのインサートワイヤ、シートフレームワイヤ、ホイルリングばねなど