化学成分の均一化、Al・N制御により浸炭焼入れ時の歪を抑えることができます。
定低歪肌焼鋼
焼入れ歪を低く安定して抑えることにより、浸炭焼入れ後製品の寸法精度が安定し、修正作業等の手間が減少するため、生産能率を向上させることが出来ます。

SCr420H、SCM420H、SCM822Hなどを用いたギア等は、焼入れ歪によってギア背面平坦度などの寸法不良が発生し、修正作業に手間がかかり、能率の低下が発生します。
定低歪肌焼鋼は、JFEグループで培われた先端技術を駆使して鋼中の成分であるアルミ(Al)、窒素(N)のバランスおよび量を一定に制御することにより、安定した焼入性が確保された鋼材です。

次のようなコントロールが出来て、初めて定低歪肌焼鋼の量産が可能となります。
1)化学成分の狭幅管理による焼入性の安定化。
2)Al-NバランスおよびAl、N量の制御による結晶粒の微細化。
3)鋳造条件のコントロールによる鋼材成分の均一化。

図1は、浸炭時の鋼の結晶粒の粗粒化がアルミと窒素の含有量とそのバランスによって制御可能であることを示しています。
また、図2は実際のリングギアでの平坦度が材料によってどの程度違うかを示したものです。
定低歪肌焼鋼を使用する効果は、これらの事例からもご理解いただけます。

ステアリングギアシャフト、トランスミッションギア、ディファレンシャルギア等への適用が可能です。
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