用途

石油・ガス

石油・ガスの精製、貯蔵用の機器においては、その製作において、或いは多種の環境条件下での維持において、他の用途にも増して厳しい管理が求められます。
 機器の操業条件から、使用される鋼板の強度レベルは軟鋼から高張力鋼、高温材料から低温用鋼と広範囲にわたります。

表

タンクの代表的なものとして石油貯槽タンク用鋼板があります。このタンクには大型化に伴い高張力鋼板、JIS規格ではSPV490鋼、が多く用いられ、製作において高能率な大入熱溶接、エレクトロガス溶接が施されます。JFEではEWEL技術を適用したJFE-HITEN610Eの成分設計・製造法を踏襲し、大入熱溶接継手部の靭性を向上させています。低温用タンクにおいてもEWEL技術を適用し高能率溶接でも優れた靭性を示すアルミキルドと称される、JIS規格ではSLA325・355、鋼板もございます。

球形タンクでは、溶接施工において高い溶接性が求められます。JFEスチールでは、マイクロアロイング技術と熱処理技術を組合せたJFE-HITEN‘U2’シリーズを揃えております。また低温用では球形タンク・枕型タンクにJFE-HITEN‘L’シリーズがあります。より低温で使用される2.5%Ni、3.5%Ni、9%Ni系の低温用鋼板も取り揃えています。


タンク

石油精製に使用される圧力容器では炭素鋼、0.5Mo、Cr-Mo系の圧力容器用鋼板が使用されます。JFEでは200mm厚までの健全な内質を持つ極厚の圧力容器用鋼板を製造しています。また炭素鋼において耐水素誘起割れ性に優れたJFEスチール独自設計のJFE-AH1,2があります。また精製工程において耐食性に優れたクラッド鋼板が多く使用されています。