建設機械、産業用機械、輸送機械、鉱山用機械装置には様々な強度レベルの高張力鋼、そして耐磨耗鋼が使用されます。特に近年においては軽量化、効率化、長寿命化を課題に、鋼材の特性向上が求められています。
JFEは多くの蓄積してきた製造技術と、革新的な技術開発によりニーズに的確に答えてまいりました。特に耐磨耗鋼の分野においては、国内で初めて商品開発と実製造を開始し、この分野ではトップメーカーとしての役割を担ってまいりました。JFEでは高張力鋼板、耐磨耗鋼板に最先端TMCP技術、Super-OLACを適用し、溶接性の改善、機械的性質の向上を図っております。
トラックのフレーム、ショベルのバケット等に代用される高張力鋼ではJFE-HITENとしてシリーズ化し、中でもSuper-OLACにより製造されるJFE-HITEN780LE(The Leading Edge of Technology)は、厳しい運転条件、厳しい環境でも優れた靭性を示し、かつ製作において溶接施工条件の緩和が可能で、信頼性の高い高張力です。さらにクレーンブーム等に使用される超高張力鋼JFE-HITEN980Sは溶接性を考慮しJFE独自の設計を加えています。
ダンプトラックのライナーに代表される耐磨耗鋼ではブリネル硬さ360~500のスタンダード型、極厚まで対応でき、しかも靭性を改善した合金型に加え、500グレードをしのぐ耐磨耗性を、JFE独自の成分設計技術により、達成したJFE-EH-SP、そして耐磨耗鋼としては世界ではじめてSuper-OLACによるTMCP技術を適用し、優れた低温靭性を示すJFE-EH360LE,500LEがあります。JFE-EH360LE,500LEは、耐磨耗鋼では今までなしえなかったマイナス40℃での靭性保証を実現したもので、寒冷地での使用、強い衝撃を受ける場合等高靭性が必要な用途に適しています。