テクノロジー

HOP Heat-treatment On-line Process

これまで調質型高張力鋼の製造は,圧延ラインとは切り離した熱処理設備においてオフラインで行われて来ました。このオフライン処理をオンライン化したHOPを開発し西日本製鉄所福山地区で稼動を開始しました。
 板幅4.5mにも及ぶ厚板の加熱には類を見ない大規模誘導加熱が必要でした。JFEスチールでは、新たに開発した複数台の高周波電源を同期して並列に駆動させ、厚板の誘導加熱を世界で初めて実現させました。
 今回新たに開発したHOPは、電磁コイルによって鋼板に誘導電流を流してその発熱で加熱を行う誘導加熱方式で、極めて大きなエネルギー密度での加熱が実現します。

HOPの特長

  • 圧延と同期した完全オンライン熱処理を実現
     圧延加速冷却熱処理を完全にオンライン化することで超短納期対応と量産化を実現します。
  • 新しい厚板の組織制御が可能
     加速冷却Super-OLACとの組み合わせにより相変態の自在コントロールと炭窒化物の析出制御が可能となりました。
HOP
プロセス 熱処理  
従来型
焼入れ→焼戻し
(Q-T)
従来型 温度と時間
TMCP型
直接焼入れ→焼戻し
(DQ-T)
TMCP型 温度と時間
新プロセス
直接焼入れ→オンライン焼戻
(DQ-HOP)
新プロセス 温度と時間

累計生産実績

建産機 116千トン
タンク 84千トン
ラインパイプ 150千トン
(2008年3月現在)