JFEの低温用鋼板は、化学成分の厳密なコントロールと適切な熱処理条件の選択、あるいは最新のTMCP技術を駆使することによって、様々な温度環境において優れた低温靭性を発揮します。 それによって、脆性破壊に対して信頼性の高い構造物を構築することができます。
JFEの低温用鋼板には、特に溶接性を考慮して炭素当量を極力低く抑え、溶接性の向上と、さらに大入熱溶接などの高効率溶接下でも靭性劣化が少ない独自の成分設計技術が適用されています。
| JFE規格 | 降伏点又は耐力 (N/mm2) |
引張強さ (N/mm2) |
板厚mm |
|---|---|---|---|
| JFE-LT 1.5Ni-TM | ≧365 | 490/610 | (6~40) |
| 低温用アルミキルド鋼は主にLPG関連機器に広く使用されていますが、液化ガスタンク用材料として脆性き裂の伝播停止特性が注目されています。JFEスチールはこのようなニーズにこたえるべく開発実用化したもので、最新のTMCP技術を適用することにより、優れた強度・靭性を示します。 またオプションにより大入熱溶接対策JFEのEWEL技術の適用も可能です。 | |||
JFE-LT415TM |
≧415 | 550/690 | (6~50) |
| 従来降伏点325、355MPa級鋼材が主に使用されていた低温タンクあるいは氷海域用海洋構造物の大型化に対応して、開発・実用化したもので、TMCP技術により高強度化・高靭性化を達成したものです。高強度であるにもかかわらず、325、355MPa級と同様に優れた溶接性能を示します。 またオプションにより大入熱溶接対策JFEのEWEL技術の適用も可能です。 | |||
| JFE-HITEN590L JFE-HITEN610L |
≧450 ≧490 |
590/710 610/730 |
(6~50) (6~50) |
| LPGあるいはエチレン用球形タンク、ジャッキアップリグ等に使用される代表的高張力鋼板で、溶接性を考慮した優れた低温靭性を示します。 | |||
| JFE-HITEN590U2L JFE-HITEN610U2L |
≧450 ≧490 |
590/710 610/730 |
(6~75) (6~75) |
| LPGあるいはエチレン用球形タンク等重要構造物の製作において、特に溶接部の高い品質が求められます。JFEスチールは微量元素の厳格なコントロールと、熱処理技術により、優れた靭性を示すことはもとより、溶接時の予熱を大幅に低減し、健全な溶接継手が得られる鋼材です。 また寒冷域で操業するジャッキアップリグ等の海洋構造物にも適用が可能で、現地での補修溶接も容易にします。 | |||
| JFE-HITEN690L JFE-HITEN710L |
≧570 ≧615 |
690/800 710/840 |
(6~32) (6~40) |
| 高価な合金元素を低減し、溶接性を考慮した低温用690N/mm2級高張力鋼で、加圧式タンク、枕型タンクに使用される他、寒冷域で操業されるジャッキアップリグ等にも適しています。 | |||
| JFE-HITEN780L | ≧685 | 780/930 | (6~50) |
| 高価な合金元素を低減し、溶接性を考慮した低温用780N/mm2級高張力鋼で、加圧式タンク、枕型タンクに使用される他、寒冷域で操業されるジャッキアップリグ等にも適しています。 | |||
| JFE-HITEN780FL | ≧685 | 780/930 | (6~40) |
| 応力腐食割れを考慮し合金元素のNiを無添加にしたタンク用780N/mm2級高張力鋼で、低温に晒される加圧型タンク等に使用される場合に適しています。また寒冷域で操業されるジャッキアップリグ等にも適しています。 | |||
| JFE-HITEN780ML | ≧685 | 780/930 760/910 |
(6~50) (50.1~200) |
| 主に氷海域での操業も考慮したジャッキアップリグのレグあるいはコード材用に開発された780N/mm2級低温用鋼板で、溶接性を考慮しつつ板厚200mmまで優れた強度と低温靭性を示します。 | |||