地震発生直後も機能が維持でき、短期間に低コストで復旧できるという、耐震設計に要求されるこれら新たなニーズに対応して生まれたのが制振ダンパー用低降伏点鋼材です。従来の軟鋼に比べて強度が低く、延性が極めて高いもので、ダンパーとして組み込むことにより、柱や梁などの主要構造部の損傷を未然に防ぎます。
| ●従来構造 | ●制振構造 |
![]() |
![]() |
| 地震のエネルギーを吸収するために、骨組自体が大きく塑性変形します。 | 地震のエネルギーを吸収するために、骨組自体が大きく塑性変形します。 |
| ■従来構造と制振ダンパーを組み込んだ構造の違い | |
| 種類の記号 | JFE-LY100 | JFE-LY255 |
|---|---|---|
| ◆化学成分 (%) | ||
| C | ≦0.01 | ≦0.10 |
| Si | ≦0.03 | ≦0.05 |
| Mn | ≦0.20 | ≦0.50 |
| ◆引張特性 | ||
| 降伏点又は耐力 N/mm2 |
80~120 | 205~245 |
| 引張強さ N/mm2 |
200~300 | 300~400 |
| 伸び % | ≦50 | ≦40 |
| ◆衝撃特性 | ||
| 試験温度 ℃ | 0 | |
| シャルピー 吸収エネルギー J |
≧27* | |
| A TYPE | B TYPE | W TYPE | ||
| H形鋼横連結型制震壁 | 鋼管補剛平鋼ブレース | 全面・部分制震壁 | ||
![]() |
![]() |
![]() |
||
| 主な特徴 | 主な特徴 | 主な特徴 | ||
| H形鋼の一部に極軟鋼をつけたユニットを横連結しました。耐力調整や補修、取り替えが簡単です。 | 軸材は極軟鋼の平鋼で、角形鋼管で補剛しています。通常のブレース同様、製作や施工が簡単です。 | 鋼板耐震壁に極軟鋼を使い、通常鋼板のリブを片面交差させ、補剛しました。耐力・剛性に優れています。 |