NKK TECHNICAL REVIEW

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No.176 2002年3月 【環境・リサイクル技術小特集/商品・技術紹介】
側流式触媒反応器によるダイオキシンの分解性能
Dioxin Decomposition by Lateral Flow Catalyst Reactor
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概要:
 廃棄物焼却炉などからの排ガス中のダイオキシン類の削減技術としては,焼却炉の燃焼改善による発生抑制の他に,集じん器の低温化による再合成の防止,ろ過式集じん器による高効率除じん,粉末活性炭の吹き込みや活性炭充填層による吸着除去,触媒による分解などの技術が採用されている。この中で触媒による分解は,ダイオキシン類を根本的に除去ができることから,二次処理が不要で廃棄物処理施設からのダイオキシン類排出の総量を抑制できるという点で将来的に優位性がある技術である。
 触媒による分解は,従来から用いられてきた脱硝触媒にダイオキシン類の分解活性があることが報告されて以来,注目されてきた1)。ところが,使用されている触媒は,ほとんどが従来の脱硝触媒の形状を継承したハニカム型触媒である。また,被毒による触媒性能の劣化を避けるために,集じん器出口に再加熱器を設けて排ガスを約200℃以上に上げて運転している場合が多い。  当社は,ハニカム型触媒と形状が大きく異なる側流式触媒反応器を用いて,低温度域でもダイオキシン類を高効率分解する技術開発を進めてきた。本稿では,この側流式触媒反応器によるダイオキシン類分解技術の特徴と実証試験の結果について報告する。

Keywords:
ダイオキシン, 排ガス処理, 触媒, 廃棄物, 焼却炉, 側流式, ラテラルフロー, 反応器, ハニカム

本文:

pdficonsmall.gif 176_13.pdf(2p/36k)



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