NKK TECHNICAL REVIEW

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No.175 2001年12月 【商品・技術紹介】
転炉二次燃焼ランス (転炉地金付着防止技術)
Side Combustion Lance in Converter
概要:
 現在製鉄所において,高炉から出た溶銑はほとんどが転炉で鋼に精錬される。転炉に入れられた溶銑は転炉上部より挿入された水冷ランスにより,酸素を吹き付けられ銑鉄中の炭素が燃焼して鋼となる。これを吹錬と呼ぶが,このとき急激な溶鉄の撹拌が起こり,溶けた鉄が吹き上げられ,転炉上部に地金として付着する。これが多くなると,炉口部が狭くなり転炉操業上大きな問題となる。そのため,定期的にこの地金を除去する必要があり,この作業が転炉の稼働率低下を招き,かつ作業自体も高熱下における作業で,転炉出現以来宿命的に行われている。特に転炉型脱燐炉では,温度も低いため地金が付きやすく,大きな問題であった。この問題の根本的な解決として,当社はこの地金付着を防止する技術の開発に取り組み,ランス側面より酸素を噴射し,二次燃焼を行わせることで炉口部の温度を上昇させ,地金を付かなくする技術の開発に成功した。その技術の概要について報告する。
Keywords:
転炉,ランス,ベーレン,二次燃焼,地金,吹錬,脱燐,鋼,銑鉄

本文:

  175_12.pdf(2p/196k)



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